[1999.09.28]
  医療の現場とワイヤードと


 ▼一刻を争う救急医療に必要な情報を提供するシステム(シリコンバレーエクスプレス)
  http://www2.nihon.net/cgi-bin/sve/osform/SVERead?osform_template=Brows_body.oft&pDate=990927&Id=06


 見知らぬ旅先の土地で事故に巻き込まれる。初めて会う医師はあなたのことなど何も知らない。あなたも説明することができない。だが,医師はあなたのカルテを手にとることができる。そこから,一番適切な処置を施すことができる。そのために,ワイヤードができること。

 911-スタット社が,インターネットベースのインタラクティブな個人医療データベースシステムを発表した。世界のどこで病気になっても,すぐに治療歴などにアクセスできるシステム。患者が話をできない状態であっても,薬剤への副作用やアレルギーなどを知ることができる。このシステムの利用料金は年額29.95ドル。

 医療の現場で一番必要なのは,その患者を正確に,そして詳細に知ること,だという。各数値の標準の値はどれほどなのか,過去にかかったことのある病気は,アレルギーなどどのような特徴はあるか。本人は話すことができない,身内などとの連絡もつかない,しかも緊急で処置を施す必要がある…。そんなとき,判断をしなければいけない医師の苦悩は,思いはかられるものがある。

 医療カルテというのは,どこの病院でも重い扉の奥にある。もちろん,非常に大きい個人情報であり,簡単に公にできるものではない。もし,完全なセキュリティーが守られて,世界中のすべての医師がアクセスできるカルテ保管場所があれば,医療の現場は大きく変わるかもしれない。そんな未来について考えてみるのも捨てたもんじゃない。ワイヤードで繋がることの本質的な意味も,感じられる。ただし,有料じゃなけりゃね(-.-)。


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